「北国@中野」のレポート。
今回は「実食編」

北国@中野
中野駅南口より、お洒落な新店で賑わう「レンガ坂」を上り、一つ目の路地を左に曲がって、右手角地。
入口は右折した南側。
東側は、普通の民家風。
そう言えば、以前「吉田類の酒場放浪記」にも取り上げられていた。

北国@中野
正面入口は、年季の入った縄暖簾がぶら下がり、扉は開放されている。

北国@中野
正面入り口脇の看板。

北国@中野
店内は、カウンター7席、右手にテーブル席4席、奥の小上がりはお客の荷物置き場。
狭い厨房には、ママさん1人。
このお店では、女将さんのことを常連はママと呼んでいる。
突当りの奥には、冷蔵庫や調理場もある。
普段は、カウンターにチラホラのお客さんだそうだが、この日は珍しくテーブル席も埋まっている。
柱のある席が、かつての常連、文豪・井伏鱒二のお気に入りの場所。
柱に寄りかかれるからとの理由。

北国@中野
「キリンクラッシクラガー(大瓶)/推定500円」
飲みもののメニューがどこにもないので、とりあえずビールと言う。

北国@中野
「お通し/推定250円」。
客が座ると、鍋に火を入れて出してくれるお通し。
ネギとニンジン、しめじ、豆腐に、肉味噌がかけられた一品。
おふくろの味といった感じ。

北国@中野
「チーズ巻き/430円」
餃子の皮で巻いたチーズを焼いたもの。
醤油がチラリとかけてある。
つまみとしてイイね。

北国@中野
「八鶴/推定500円」
周りの皆さんが常温で頼んでいるので、それに従う。
一升瓶からとっくりに注ぐ時に、周りにちょっとこぼしているのはもったいないが、ご愛敬。

北国@中野
この日本酒は、横山大観がデザインした八戸の地酒「八鶴」。
常温でも飲みやすい。
冷酒にしたら、もっと美味しいかも。

北国@中野
「まつも/400円」
北海道と三陸を中心に、北日本の海岸の潮間帯の岩礁に生育する海藻。
松の新葉を思わせる形から、「松藻」と称される。
主に高級料亭に行ってしまうそうで、希少価値の代物。
カロテンが、海苔の10倍以上だそうだ。
香ばしくて、美味しい。

正に伝統的な日本の酒場。
何故かしら癒される空間だ。
ヾ(*´∀`*)ノ マタネ!

酒房 北国
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【住所】東京都中野区中野3-35-8
【電話番号】03-3381-5205
【定休日】土・日曜・祝日
【営業時間】18:00-22:00
【アクセス】JR中央線・総武線/東京メトロ東西線 中野駅南口 徒歩3分