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今回は「店舗紹介編」

「藤木庵@長野駅・善光寺大門」のレポート。
信州黒姫の霧下蕎麦(玄蕎麦)を使用した本格的な手打ちそばが食べられるお店。

1827年(文政10年)創業。
江戸後期11代将軍家斉の時代、 現在の上高井郡高山村奥山田の藤澤ワノさんが、夫の善蔵亡き後、当地に在ったそば処「麻屋広吉宅」の跡地にそば店を開業したのが始まり。

現在の店主は、8代目の藤澤浩一さん。
2008年4月に全面建て替えをした新店舗をオープン。
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御影石を敷きつめた車道と歩道が連なる善光寺表参道の中程に位置する。
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JR長野駅「善光寺口」より、長野県道32号線を善光寺方面へ直進。
「新田町交差点」の信号を渡り、表参道の「中央通り」をさらに進んで右手にある。
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白塗りの蔵っぽいファザード。
木製の置き看板が目印。
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中に入ると土間があり、床は玉砂利の洗い出し施工されたもの。
中扉を開けて、中に入る。
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店内へ入ると奥へと続く通路があり、ここがウェイティングスペース。
「ウェイティングリスト」に名前を書き、長椅子に座って順番を待つ。
壁にはニッチがあり、磁器がディスプレイされている。
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通路の突当りが「蕎麦打ちスペース」
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蕎麦打ちスペースの右側が、ホール入口。
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小さな半個室のような部屋もある。
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総席数64席。
(カウンター7席、テーブル23席、小上がり14席、2F座敷20席) 
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客席は白と黒のコントラストを活かしたスタイリッシュな空間。
壁面には、浮世絵や磁器がディスプレイ。
カウンターには、メニューと調味料(塩、八幡屋磯五郎の七味)、爪楊枝が置かれている。
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農林水産大臣賞を受賞した生産者石川広之さんが育てた、長野県信濃町の「霧下蕎麦(きりしたそば)」という蕎麦を使用し、そばを打つ前日に店で挽いているという。

出汁は、1本釣りされた鰹2年物本枯節を主に、季節に応じてサバ節を加え使用し、天然利尻昆布と合わせたもの。
もり汁は、保存料を一切使用していない濃口醤油を使ってかえしを仕込み、十分に寝かせてから用いている。
かけ汁は、暖かい種物でも蕎麦の風味を損なうことがないように、薄口醤油を用いた専用のかえしを使用している。
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「冷たいお蕎麦」のメニュー。
蕎麦は「せいろ」「とろろ」「梅おろし」「ごくらく」の4種。
「二八」か「十割」かを選ぶ。
十割は人気があるので、先に無くなることもある。
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「本日の天せいろ/鴨せいろ」のメニュー。
つなぎ(小麦粉)無しで蕎麦粉だけで作る蕎麦を「十割蕎麦」と言う。
基本的に、蕎麦粉十割ではつなぐのは難しい。
蕎麦粉だけではつながらないので少量の水を混ぜるが、十割そばを仕上げるには高度な蕎麦打ちの技術が必要になる。
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「温かいおそば」のメニュー。
「かけ」「山かけ」「梅おぼろ」「にしん」「天ぷら」の5種。
全て、二八蕎麦。
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「ご飯もの」のメニュー。
「海老天丼」「上海老天丼」「小天丼」の3種。
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「一品料理」のメニュー。
「蕎麦焼きみそ」「野沢菜漬け」「蕎麦前三味」「にしん棒煮」「本日の天ぷら」「そばがき」など、蕎麦前のおつまみが各種用意されている。
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「麦酒/ソフトドリンク」のメニュー。
果汁100%ジュースは、地物。
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「日本酒/そば焼酎」のメニュー。
こちらも、地酒を取り揃えている。
ヾ(*´∀`*)ノ マタネ!

門前そば 藤木庵
【住所・地図】長野県長野市大門町67番地
【電話】026-232-2531
【定休日】火曜・祝祭日
【営業時間】11:00-15:00(L.O.14:30)
【アクセス】
・JR上長野駅善光寺口 徒歩15分
・長野駅善光寺口駅前よりバスにて「善光寺大門」下車 徒歩1分。